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ご先祖様や故人へのお供えについて

2022.01.14

佛様、ご先祖様や大切な故人へのお供え

お墓や永代供養墓、お仏壇へお参りの際には、お供え物をされる方が多いのではないかと思います。

今回はお仏壇のお飾りについて説明させていただきます。

お仏壇の三具足

皆さんはお飾りやお供えについては熟知なされておられると思いますし、今はインターネットでも詳しく解説されています。

基本中の基本かとは存じますが仏壇には、お花は向かって左側に置きます。

ローソク立て(灯明)は右側に置いて、中央に線香立て(香炉)を置きます。

これは三具足(みつぐそく)と呼ばれていて、お仏壇の多くは基本の形にしています。

具足は仏教でよく使われる言葉ですが「具」は備わるを意味します。

「足」は足りるを意味しますので、「良く備わっていて満ち足りている」を表現した言葉が具足です。

お仏壇をお持ちのお方様は、この基本型を覚えておかれると良いかと存じます。

三具足の奥には、右に果物と左にはお菓子をお供え致します。

又、何より大事なことは仏壇の中が綺麗に掃除され、そこにご本尊をお祀り致し、ご先祖、大事な故人をお迎え出来るすがすがしい環境が保たれているとことです。

そうすることでお守りなされている皆さんもすがすがしいお気持ちを保つ事が出来ると存じます。

お線香について

三つのお堂

霊源院には、本堂の他に、お地蔵様をお祀りする蓮華堂や絆縁堂、大日様とお地蔵様をお祀りする地蔵堂があります。

地蔵堂は、お墓参りの方の休憩所を兼ねたお堂です

各お堂では、お線香をお供え頂けるように致しております。

どのお堂も皆さん熱心にお参りをして下さいます。

お線香を焚く理由

さて、なぜお線香やお香を焚くのか?と思われる方もおられると思います。

一般には、お香は佛様の使いや信心の使い、或いはお参りのお方の身を清めるため等の様々な理由でお線香をお供えするといわれています。

お参りをされている方々を拝見しておりますと、ご本尊やご先祖、大切な故人様にお線香を手向けることで、大事な思いを煙にのせて合掌礼拝されているように感じます。

日々お参りにお越しの方々を拝見いたしますと、住職といたしましてはお堂冥利に尽きると感じています。

供花は故人へのプレゼント

供花は、故人への心からのプレゼントに他ならぬと思います。

霊源院ではお花屋さん(花だよ里さん)が定期的に地蔵堂へお墓用のお花をご用意下さっています。

蓮華堂内にてもポットのお花が用意されています。

時々売り切れてしまうこともございますが、花売り場も是非ご利用下さい。

費用は、セルフサービスで堂内には料金箱をご用意しています。

気軽にお使い頂き、ご先祖様へ、蓮華堂では水子さんへお供え下さい。

お水のお供え

お墓参りをされる際には、綺麗なお水をお供え致したいものです。

お天気の日に、墓石を綺麗に掃除してタオルで拭き上げた後で、水鉢や湯呑に綺麗な水を注ぎますと、心も晴れた気持ちになります。

水を運んでくれた空を見上げて仏様に感謝して、お墓に眠るご先祖さまに感謝をしていただければと思います。

以上、お供えについて簡単にお話致しましたが、基本はお参りの皆さんの心からの追福の祈りこそが何よりのお供えです。

これからも、私達をお守り下さっている仏様、ご先祖様、大事な故人へ忘れずに祈りを捧げたく思います。

東福寺の雪化粧

昨日来の冷え込みの為、東福寺本山の通天橋が思いがけぬ雪化粧となりました。

寒いのは辛いですが、この景色は嬉しいです。

東福寺 東福寺

写真を掲載致しましたのでお楽しみ下さい。合掌

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