供養の必要性についてという内容の記事を大学生の方からいただきましたので紹介させていただきます。
「供養とは何のためにするものなのか知りたい」
「供養方法の種類について知りたい」
このようにお考えの方がいらっしゃると思います。
供養とは、一体なぜする必要があるのでしょうか。
この記事では、供養の必要性やいくつかの供養方法について紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
まずは、供養の必要性について紹介します。
1つ目は、故人と向き合う機会になることです。
家族などの大切な人間が他界してしまったとしても、生前に築き上げた関係性は残された人間が故人を思い続けることによって続いていきます。
また、遺品整理などを通して故人との思い出などに想いをはせることもできます。
時には思い出を共有する方々が集って供養をすることで、知らなかった故人の一面に触れることがあるかも知れません。
2つ目は、死に対して向き合えることです。
「死」という言葉に対してはネガティブなイメージを抱きがちですが、死に対してきちんと向き合えばポジティブな思考にも変換できます。
親族の死を通じて自分の死について考えれば、「自分はこの先どのようにして生きていきたいのか」などと自分の人生について改めて考えるきっかけにもなります。
3つ目は、先祖との繋がりを感じられることです。
現代に生きる私たちがこの世に生まれるまでには、数えきれないほどたくさんのご先祖様が繋がりあったという紛れもない事実があります。
どこか1つでも欠けていれば、私たちは今ここにいないかもしれません。
このように、供養をすることは故人の死を悼むと同時に先祖との繋がりを肌で感じて感謝や敬意を示せる大切な機会になります。
次は、生活の中での日々の供養方法について紹介します。
1つ目の方法は、お墓参りです。
これは最も代表的な供養方法として、広く認識されています。
お墓には故人の遺骨が納められているので、花や食べ物などのお供え物を持って足を運び、線香をあげて供養をします。
お墓は、ご先祖様や亡くなってしまった家族が眠るお家です。
お墓参りをする際には、ほうきやタオルなどを持って行き、故人のお家をきれいに掃除してあげるのも供養の一環です。
2つ目の方法は、仏壇に向かって祈ることです。
自宅に仏壇がある場合は、仏壇に向かってお祈りをするのも供養の1つです。
お仏壇中央のご本尊様や故人に向かって感謝の気持ちを伝える習慣は、日々の生活の中でも活かされるのではないでしょうか。
お盆やお彼岸などの特別な日には、いつもとは違うお供え物をするのが一般的なので覚えておきましょう。
また、お供え物は地域の風習などによって異なるので、家族や親せきなどの近しい人間に尋ねてみてください。
この記事では、供養の必要性やいくつかの供養方法について紹介しました。
今回紹介した内容を参考にして、自分たちに合う供養方法を選んでみてください。
ご供養について分らないことがございましたら、霊源院までお気軽にお問い合わせください。
東福寺塔頭 霊源院
京都市東山区本町15丁目791
電話 075-561-9684