お世話になります。
霊源院墓地指定墓石店のオフィス石太郎です。
本項では、今昔のお墓事情について少し触れてみたいと思います。
筆者の先輩からのお話では、昭和40年代に、第一次墓地ブームがあったと聞いています。
この頃に、墓地が不足する!足りない!という風説が世間を駆け巡り、墓地を確保する方が大勢おられたようです。
インターネット等を通じて、情報を安易に得ることが出来なかった時代でしょうから、マスコミの影響?(違ったら御免なさい)かも知れません。
その頃に墓地を確保された方達は、今のような少子化の事など全く検討するすべもなかったと想像できます。
最近では、だんだん少子化を身近に感じる時代になってまいりました。
田舎にあるご先祖さんのお墓が・・・、両親の眠るお墓の行く末が・・・、新しくお墓を建てようか思案中だけど、大丈夫?・・・、等々、お墓について、気がかりななったり、戸惑ったりというのは、どうも避けて通れないのが少子化です。
これからお墓をお考えの方には、いくつかの選択肢がございますが、既にお墓を建てられた方達には、お墓が建っている墓地の規定に従わざるをえないのが現状です。
公益財団法人墓園普及会さんでは、このような少子化の時代に安心の気持ちでお墓と向き合っていただける取り組みをスタートされています。
関西では千早赤坂メモリアルパーク・猪名川霊園・五色台メモリアルパークを運営・管理されています。
どのような取り組みかを簡単にご説明します。
お墓参りをする方が絶えてしまった後に・・・、
1.お墓をいつまで残すかを、霊園と使用者様の間で明確に取り決める。
2.撤去するまでのお墓に、霊園が使用者様に代わって供花やお線香を上げるかどうか?を取り決める。
3.撤去時期がきたら、ご遺骨を永代供養塔に合葬し、墓石を撤去しサラ地に戻す確約をする。
という事になるかと思います。
当然、ご希望の内容に伴ない費用が発生いたします。
財団はこれ等のご要望を見積もりし、使用者様には費用を前納していただきます。
そして、お約束の時期が来たら取り決めに従い、実行していくという仕組みです。
「いったいどうなっちゃうんだろう?誰に相談したらいいんだろう?」ということが不安の根本ですから、受け入れていただける体制が整っていて、相談の窓口があるということは、かなり安心につながると思います。
最終的には、納骨されている方々の永代供養をしていただけるという事が、やはり気分的には一番大きいのではないでしょうか。
最近では、このような仕組みが、あちこちの霊園でも広がり始めています。
墓地管理者にとりましてもメリットが無縁墓の撤去費用を確保できるという事が大きいのですが、使用者様にとりましても、代が途絶えた後もお墓が粗末にならないという点で、ご安心いただけると内容ではないでしょうか。
一般的なお墓も「永代供養墓の費用を前納する」という仕組みを取り入れて、使用者様に「少しでもご安心していただこう」という前向きな方向に徐々に変わりつつあります。
少し宣伝です。
京都、東福寺霊源院墓地の永代供養墓は、全て石材の寿命がくるまで撤去されません。
墓石が建っている間は、その時代のご住職が永代に亘りご供養されます。
安心して、建てていただけるお墓です。
東福寺霊源院指定墓石店
店長 柳田 貴人