京都東福寺霊源院の永代供養墓についてのコラムです。
今回も大学生の方からいただいた記事を紹介させていただきます。
「永代供養墓の種類について知りたい」
「永代供養墓を選ぶ際に押さえておきたいポイントについて知りたい」
このようにお考えの方がいらっしゃると思います。
永代供養墓にはいくつかの種類があり、それぞれで特徴が異なります。
この記事では、永代供養墓の種類や選ぶ際に押さえておきたいポイントについて紹介します。
まずは、永代供養墓の種類について紹介します。
1つ目は、個別安置墓です。
これは、あらかじめ決められているスペースに遺骨を安置するタイプのお墓です。
このタイプの特徴は、他の方の遺骨と一緒に保管されないので、取り出したい場合は期間内であれば取り出せることです。
また、個別の空間が用意されているため、故人と対面しているような感覚を味わえます。
寺院により異なりますが、個別安置墓では個別に霊名を読み上げての供養をしている場合が比較的多いようです。
墓所の使用期間は、30年くらい~無期限など墓地によって異なります。
使用期限のある墓地では、使用の延長を希望する場合の更新手続きの有無などを調べておく必要があります。
永代供養墓、個別納骨の集合墓、都市型樹木葬、室内納骨壇などが個別安置墓になります。
お墓の種類も多彩なため、費用を抑えた納骨が可能なものや高額なお墓など、必要な費用も幅広くなります。
シンプルで小規模なお墓や使用期間の短いお墓は、費用を抑えたものが多い傾向にあります。
家族での使用を考慮した納骨室の容積が大きく、無期限に使用できるお墓は、やはり価格が上がってしまうようです。
ほとんどの個別安置墓は永代管理を採用していますので先々の管理料は不要ですが、中には年間管理料の納付が必要な墓地もありますので、お申し込みの際には注意が必要です。
2つ目は、合祀墓です。
これは、個別安置墓とは違って他の方の遺骨と一緒に納骨されるタイプです。
合祀墓は、他の方々と同じ納骨室に埋葬されるため、後々に遺骨の返還には対応していただけません。
合祀墓のメリットは、施設のメンテナンス費用が必要ないことです。
お墓修理の心配がないのは、後継者のおられない方には安心です。
また、個別安置墓よりも納骨費用が掛からない場合が多いのもメリットの1つです。
ご供養につきましては、寺院により異なります。
個別霊名を読み上げて供養をされる場合や、埋葬されている人全員を「各々霊位」として供養している場合もあります。
3つ目は、樹木葬です。
本来の樹木葬は、山林などに埋葬をして墓石の代わりに樹木が使われたお墓を指します。
最近では、公園墓地や寺院の境内に造られた「都市型樹木葬」と区別するために、「里山式樹木葬」や「樹林葬」などと呼ぶ場合もあります。
日本人には、山には神仏が宿る場所としての神聖な場所というイメージがあります。
また、心休まる自然を好む方も多く、最近ではこのタイプを選ぶ方が増えてきています。
自然豊かな環境にお墓が設けられていることがほとんどなので、静かな場所を希望されている方にはおすすめです。
樹木葬は個人墓が基本で、価格を抑えたお墓が多いのが特徴です。
家族のお墓をお考えの方は、墓地使用規程や交通アクセスなどに注意をして選ぶ必要があります。
次は、永代供養墓を選ぶ際に押さえておきたいポイントについて紹介します。
1つ目のポイントは、お墓が設けられている場所です。
お墓の種類を決める際には、お墓参りをするためにかかる労力を考えておくのが良いです。
自宅からお墓までの距離が遠かったりアクセスが悪い場所では、定期的にお墓参りができなくなってしまいます。
そのため、お墓の種類だけではなく、アクセスのしやすさなども考慮して選ぶようにしましょう。
2つ目のポイントは、宗派や宗教に対応しているかどうかを確認することです。
宗派や宗教を問わず利用できるようにしているところがほとんどですが、場合によっては対応していない可能性もあります。
そのため、まずは自分たちの宗派や宗教に候補の永代供養墓が対応しているのかどうかをチェックするようにしましょう。
核家族化が進む中では、菩提寺を持たない人が増えています。
このことから宗派にこだわりを持たない人が多く、お墓を選ぶ際には寺院の信頼性を重視されるケースが増えています。
永代供養では、供養をしてくださる寺院に長期間お世話になることになります。
良好な関係を長く続けるためには、お互いの信頼関係が重要です。
この記事では、永代供養墓の種類や選ぶ際に押さえておきたいポイントについて紹介しました。
永代供養墓を検討している方は、今回紹介した内容を参考にしてみてください。
ご質問等ございましたら、霊源院までお気軽にお問い合わせください。