毎日お会いさせていただく方にその都度、暑いですねとクドク申しておりました。
夕方日が落ちて、本堂の火の元の確認に廊下を歩いておりますと、秋の虫の音が。
主人公がセミから移りだしました。
本日は台風の影響か少し過ごしやすい一日でした。
が、雨が降りません。
近年の記憶の中でもこれほど雨がない年も少なかったように思います。
樹木は黙って辛抱していますが、そろそろ水撒きが必要かなと考え始めています。
何とか慈雨が来ますように。
そしてもうじき彼岸。
「暑さ寒さも彼岸まで」。
春は新緑、秋は暑さが和らぎ紅葉の気配が近づいて参ります。
伝統仏教の危機が叫ばれて久しいのですが、季節は仏教行事を中心に変わっていきます。
彼岸の中日(9月22日)、秋分の日は昼と夜が同じ長さになる日、太陽が真西に沈む日です。
昔のご先祖さま方は太陽が沈む真西に死者(亡きご先祖)が住む国がありそこを御浄土と考えたのでしょうか。
これが先祖供養と結びついて彼岸の行事が行われる様になったようです。
お盆もそうでしたが、お彼岸もきっと、水子供養の皆さん、お墓参りの皆さんでお寺が賑やかになるかと存じます。
環境を整え、皆様をお迎えできればと願っております。
暑さももう少しです。
油断せずに乗り切りましょう。合掌