今朝、庭を掃いてましたらカラスに糞を直撃されました。
カラスに糞をかけられたついでといっては何ですが、お墓への供物についてのお話をさせていただきます。
お墓参りの時に、故人様の好物だったものをお供えされる方は沢山おられます。
お墓にお供えをされることは、とても良いことだと思います。
ただし、お墓参りが終わりましたら、供えた供物は持ち帰りくださいますようお願いします。
お彼岸やお盆の後の墓地を廻りますと、供えられた供物があちこちに散らばっています。
どれもカラスが食い散らかした後です。
特に夏場では、食べ物はすぐに腐ってしまいますので、油断してますと墓地のあちこちで悪臭を放ってしまいます。
供えられたお宅のお墓が汚れるだけでしたら、お墓が供物でドロドロになってしまいましても、ある意味自業自得といえます。
しかしカラスは、重たい果物などを高くて周りを見渡せる場所に運んでから、つついて食べるようです。
他のお墓の上に移動してから食べることが多く、供物をされたお墓の周囲のお宅のご迷惑になります。
私が住職になる以前にお墓を建てられた方には、直接申し上げる機会がございませんでしたが、新しく墓地を申込いただいた方には、供物の持ち帰りをお願いしています。
永代供養墓をお申込みいただいた方々には、石材店さんから供物に関する説明をお願いしております。
ワンカップのお酒や、缶ビール、缶ジュースなども、お持ち帰りいただくようお願いしています。
墓地を廻りますと、一般墓や永代供養墓にお酒やジュースがそのまま置かれているお墓がございます。
開封したワンカップや栓の空いた缶ビールやジュースが腐りますと、片付けます時に本当にエグイ悪臭が立ち込めます。
特にワンカップのお酒は、風が強い日の翌日には、ガラスが割れてしまって片付けるのが大変です。
お酒やジュースが溢れて墓石にかかりますと、そこだけ変色することを石材店さんからお聞きしたこともございます。
永代供養墓の方は、まだ墓石が新しいので、液体がこぼれたところだけ茶色く変色したら勿体なく感じます。
1件のお客様が供物を置いたまま帰られますと、「私も、私も」という感じになってしまうようです。
カラスの糞の話からお墓への供物の話に飛躍してしまいましたが、何卒皆様のご協力を宜しくお願いします。合掌