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今年も彼岸法要が無事に嚴修されました

2022.03.22

今年も彼岸法要が無事に嚴修されました

一昨日は、霊源院と龍眠庵の合同春季彼岸法要を、今年も無事に嚴修させていただくことができました。

沢山の皆様に御参りをいただいた上に、ご丁寧なお供えを頂きましたことに、先ずは心から感謝とお礼を申し上げます。

コロナ禍以前の法要は本堂にご着座を頂き、法要後はお寺の近況報告や檀徒会長のご挨拶を頂いてから解散をしておりました。

今年も昨年同様に、密による感染を避けるために、受付を済ませた方から順次本堂をお参りしていただきました。

東福寺霊源院

今年は本堂前に梅の木もきれいに咲きました。

本堂でのご回向

法要の開始から1時間は、本堂内で大切な故人の名前や戒名の読み上げながらご回向を致しておりました。

ご回向を致しながら、ご参拝の皆さんに無言で挨拶を致しながら感じたことがありました。

皆さんの焼香や合掌礼拝をされている姿を拝見致し、今年は更に懇ろにお参りをされているように感じました。

皆さんが御焼香をされる前に、花屋さんが一対の立派なお花をお供え下さいましたが、今年の供花はとても華やかできれいでした。

東福寺塔頭霊源院の本堂

故人をお祀り致している本堂の内陣が、いつも以上に華やぎをもって迫ってくるようでした。

皆さんがお参りをされている光景を拝見しながら、このようなことを感じておりました。

お気遣い頂きました花屋さんには、心から感謝いたしたく思います。

荘厳の大切さ

お寺の本堂や、大切な故人やご先祖様をお祀りするお仏壇をのお飾りを荘厳(しょうごん)といいます。

お供えの果物やお菓子、お花や仏具も荘厳の一部です。

供養の基本は、故人やご先祖の菩提を願う心に間違いありません。

我々は、亡き方々のご冥福をお祈りいたす場所を清潔に保ち、さらに煌びやかに飾ることを、先人から伝え学んでまいりました。

このようなことを重ねながら、供養の場にいることを実感し故人への思いを深めているように感じます。

荘厳はただのお飾りではなく、大切な故人や佛様と我々を繋ぐ大事な役目をしているように思います。

本堂の荘厳も時を重ねるごとに、少しずつ変わっています。

お参りをされる方々が、千手観音さまの温もりを感じていただけるお堂でありますように、次世代に繋げていきたいと思います。

永代供養墓やお墓参りの方々への墓前回向

私の長男は、名古屋で会社員を致しております。

以前に修行道場を勤めさせて頂き、有髪ではありますが僧侶の端くれとなっております。

彼岸会の前日より彼岸会法要の助っ人として、お寺に戻ってまいりました。

私が本堂で彼岸会法要のお勤めの間に、長男は永代供養墓(常久墓・常安墓・累照墓・福寿墓)のお墓のご回向や、お墓へ御参りの皆さんの墓前でご回向をさせて頂きました。

ご回向をさせて頂きましたお家のお方様から、過分の感謝の御言葉を頂戴致しました。

これからも、機会を見つけこのようなご縁を繋げて参りたく思っております。

これからも、ご縁を紡ぎお見守り頂きたく願います。合掌

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