霊源院の水子供養

大切にしていただきたいもの

水子さんも家族にとっては大切な故人です

「水子供養は致した方が良いのでしょうか?」という問い合わせを時々頂戴致します。流産や中絶の場合を問わず、家族にとっては大切な故人です。無理を致す必要はありませんが、ご自身の出来る範囲でお供養を致さねばという気持ちは失わぬように心がけてください。霊源院には毎日たくさんの皆さんが水子供養のお参りにお越しです。境内の蓮華堂へ奉安なされたご自身のお地蔵さまにお参りをされています。世代を問わず大切な故人のお供養をされています。

赤ちゃんの尊霊をお祀りしています

ご自宅にて尊霊をお祀り出来ない方は多いと存じます。そのような皆さんが故人の尊霊をねんごろにお供養していただく御堂がございます。各家の水子さんをお守りくださるご本尊「願王地蔵尊」をお祀り致しました。お仏壇に向かって合掌するのが難しい人は、是非お堂にお参りください。御堂には朝7時から夜9時まで自由にお参り頂けます。ご自身のペースでよいのでお参りくださり尊霊を追慕して下さい。

お供養の気持ちを忘れずに

祥月命日(年に一度のご命日)には忘れずに手を合わせてご冥福をお祈りしてください。また、初めての祥月命日を一周忌といいます。一周忌はお亡くなりの赤ちゃんを供養する日として、大切にしていただきたく思います。お堂での読経をご希望の方はお申し出下さい。

法事は遺族にとっても心の節目です

一周忌という法事の意義は、故人のお供養だけではありません。辛い出来事から何とか一年を迎えて、心も身体も無事に過ごすことが出来ましたという感謝の気持ちを知己の方々へお伝えし、故人へ報告をする儀式でもあります。そして、此処から一年間、自分を見つめ直して、しっかりと生活してまいりますとの表明の場でもあります。水子供養にお越しの皆さんも、お亡くなりの赤ちゃんに向かって合掌し、「しっかりと生活してまいります」と、お誓い頂きたく願います。成人の場合は、一周忌の翌年に3回忌という法事がございます。故人への感謝を胸に、安らかな気持ちで尊霊に向き合っていただければと思います。法事につきましては、準備や親族への連絡等で忙しそうにしている両親を見て、あまり良い印象をお持ちでない方がおられるかもしれません。ねんごろに手を合わせ、お供養をなさりたいという気持ちがありましたら、それで十分です。自身の尊霊への追慕の読経を希望される方は、声を掛けて下さい。

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